みなさんこんにちは、ノミです。
今回はうつ病経験談⑦ということで次の内容で書いていこうと思います。
・涙が出てくる
・涙が止まらない
笑っているはずなのに涙が出てくる、夜にふとこぼれてくる、そんなときはありませんか?
私も同じ経験があるので、そのときのことを書いていきます。
同じことで悩んでいる方のもとにこの記事が届いたら幸いです。

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笑っているのに涙が出てくる
私はうつ病、気分変調症と診断されるあたりではっきりした『異変』がありました。
それは日常生活で涙が止まらなくなってしまうことです。
映画や小説、なにか心揺さぶるものに出会って流す涙は誰しも経験したことがあるはず。
もちろん私も映画館で感情が高ぶると号泣します。鼻水たらします。

でも、今回書こうと思っているのはその涙とはまた違う内容。
起因するものが特にあるわけではないのにふとしたときに出てしまう(止まらなくなってしまう)涙について触れていきます。
授業中やバイト中に出てくる涙
いつも通り受けていたはずの授業や、日頃のバイト中に急にじわりとそいつはやってきて、羞恥云々を考える前に頬を伝います。
「いらっしゃいませ」というときも、顔がゆがむ。
口角は上がっているはずなのに、涙が出てくる。
対応している最中も目が潤んでくる。
商品をレジに通す際も、お客さんと話すときも手が震えて泣きそうな衝動に駆られます。
ふだん誰かと話すときも、笑っているはずなのに涙がこみあげてきてトイレで泣くことがありました。
うまく繕えずぎこちない笑顔になることも多かったです。
実際に友達の前で、「えっ!?ここで!?」というタイミングで泣き出してしまったこともありました。
夜にせりあがる涙
また1番多いのは、夜になってから底知れない不安感と一緒にせりあがってくる涙です。
「せりあがる」と形容したのですが、勢いよくとかむせびなくという類いではなくて、静かに何筋も出てくる感じです。
家だとまだいいのですが、漠然とした不安感や焦燥感がくるたびに出てしまうので、コントロールがききません。
今は出先で泣くということはありませんが、夕方から夜にかけては、無意識のうちに涙がよく伝います。

診断された当時は、
・お前は出来損ないだという声
・なんで○○もできないんだという自責
・過去の失敗や恥ずかしかった思い出
で頭がいっぱいになることが多く、「早く明けてくれ」と思いながら泣きました。
過去へ過去へと掘り下げていくものだから、際限がないんですね。
何かを発端として、関係ない嫌な思い出を掘り起こしていっちゃうイメージ。
最初は制御がきかず、涙とあわせて物をたたきつけたり、アーーーって唸ることもありました。
冷静になると、そこまで掘らんでええやろと分析できるんですが、そのころはブレーキがききませんでした。
それと連動して涙の蛇口もどんどこ緩まりました。
「涙が突然出てくる」「泣く」というのはうつ病の初期症状のひとつでもあるので、めやすにしてみてください。
涙の数だけ強くなれる?
涙といっても悪いことばかりではなくて、心のデトックス効果や安眠効果などメリットもあります。
「泣くとすっきりするよ」とよく耳にしますよね。
すっきりとまではいわないですが、終わった後に心が少しだけ澄んだような感覚になります。
ただ、泣いている最中はコントロールできない感情で満たされるので、早く終われと思ってしまいます。
布団にくるまってウーウー言っている感じ。
「ヨンジュウナナ」という曲があるのですが、その中にこんな歌詞があります。
涙の数が人を強くする なんて
それは逆でしょ 挫けそうになる
曲の内容はまた別になってしまいますが、この言葉がしっくりきます。
なにかを成し遂げるために流す涙は人を強くするのかもしれませんが、今回紹介している涙に関しては、ゆっくり、でも確実に心を削っている感覚です。
泣くことがなくなったわけではないけれど
↑最近描いた絵。癒しになればいいなという気持ち。
私は睡眠での障害が大きいため、涙が止まらなくなる夜が長くなってしまいがちでした。
それで夜が明けるのを待つのはなかなかにしんどいので、処方された薬(睡眠を改善するもの)で少しでも悲しむ時間を減らしていく、という結果に落ち着きました。
・泣いていい
・でも泣き疲れる場合(底知れない不安感もあるならなおさら)は、その時間を少しでも減らしたら楽なんじゃないかなと思う
・だから、睡眠の時間を増やしたり、楽しいことがあるならそれで埋めてみよう
これが自分なりに出した答えです。
今回の内容を取り上げたのも、ちょうど前日に同じ涙に襲われたからなんですね。
これからの不安や、「なにもできないやつ」「ブログをまともにあげられないで」「普段役にもたっていないのに体を壊しやがって」という言葉がいっぱいになって、体操座りしながら泣いてました。
底なしの不安感の中で、「このときのことを書こう。」とぼんやり思った末、この記事ができました。
まとめ
今回は、うつ病経験談⑦【涙が出てくる・涙が止まらない】について書きました。
私はこうやってうつ病経験談を書いているのですが、専門家でもないのにこんなこと書いてていいんだろうかとか、夜になったら未だに涙止まらないのにこんなえらそうに書いてていいのかとかたまに考えます。
だから、こういう場合もあるんだな、と参考程度にしていただけたら幸いです。
苦しい朝や悲しい夜が少しでも短くなりますように。
それでは、また。

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