みなさんこんにちは、うつ病になってから久々に絵を描き始めているノミです。
うつ病だと診断されて間もなくは、体が動かず何に対しても「楽しい」という感情を持てませんでした。
でも、「何もやらないと罪悪感を感じてしまう」と先生に相談したところ、「何かをやってみて「楽しい」と思ったものだけやってみましょう。楽しいと感じることを続けるんです」とアドバイスを受けました。
今回は、私がどんなことに挑戦して続かなかったかをご紹介していきたいと思います。また、その中でのおすすめもピックアップしていきます。
うつ病の間どんなことに挑戦しようとしてきたか
うつ病だと診断されてからやってみようと心掛けたものは以下の通り。
・読書
・漫画を読む
・ゲームをする
・散歩をする
・ITパスポートの勉強をする
・HTMLの勉強をする
・新しいバイトをしてみる(候補に挙がっていたのは清掃員や近所のクリーニング屋など)

ひとつひとつ見ていきたいと思います。
読書
これならできるんでは?と思ったんです。
大学でも本はけっこう読んできましたし、活字慣れしているはずだし・・・。
でも、精神がぼろくそになっていたとき以来「活字が読めなく」なり、読書がめちゃめちゃ苦しいものに変わりました。
簡単な文すら読めなくて、本を1冊読むのにかなりの労力を費やしました。
何度もページを行き来したり、でも頭に入らなかったり、集中力が続かないのです。
同時に、「私は本すら読めないのか」と自責タイムに入るので悪循環でした。
ただ、今は短い小説だったり、簡単な説明書であったりは読めるようになっています。
漫画を読む
できないことはなかったです。
でも、漫画を読んだ時の「萌え~!!」とか「尊い…」という気持ちが全くわかなかったんです。
元気なときは、漫画を読まずにはいられない少女でしたので、ショックが大きかったです。
この作品でとても感動したはずなのに、全く心が揺れ動かない…ということを実感した時はしんどかったな。
楽しんでいた時の記憶が鮮明に残っているからこそ、それが「できない」ことが苦しかったです。
今は、読書同様だんだん読めるようになってきて、気になった作品は買うようになりました。
ゲームをする
3DSを持っていたので、ひたすら「とびだせどうぶつの森」をやっていました。
日常生活とリンクしてくるからなのか、「ワイ、この森でうまく生活できてるぜ!」って優越感に浸れたんです。
かつ、モノを売ったり、釣りをしたり、住人と話したりと「1日のルーティーン」が定まっているので、達成感はありました。
ゲームはけっこう続きました。
ただ、ルーティーンは「達成感」や「安心感」と同時に「虚無感」も与えるので、私は途中で投げ出してしまいました…。
ごめんね住人たち…。
戦略が必要になるものや、謎解き系は、メンタル弱っているときには続かないんではないかな?と感じます(あくまで初見ですが)
散歩をする
これはできたりできなかったり。
でも、たまに他の方がブログで言っている通り、「散歩」はおすすめです。
ほどよく疲れると達成感でいっぱいになりますし、実際に体に疲れが出るから実感もしやすい。
私は人目があるところがしんどかったので、平日の午後とかに散歩していました。
ルートは家の近くをぐるーっと回って来るとか、見覚えのあるところをひたすら歩くとか。
家の中にいると「まわりとの関わりがなんもない」人だ…ってかえって不安になるんですよね。
だから、直接人と話すことがなくても歩きながらすれ違うとか、お店の看板を見てみるとか、コンビニ入ってジュース買ってみるとか、些細なことで元気が出るのでおすすめです。
最近は日中めちゃめちゃ暑いので、風が出てくる夜ごろに散歩すると気持ちいいです。
ただ、危ないんで人通りがままあるところを選びましょう。

ITパスポートの勉強をする、HTMLの勉強をする
これは全然続かなかったです。
もともとの興味が薄いというのも大きいと思います。
もし、この分野が好きで…という方は始めてみるのもありです。
「活字を読めない」ということも大きいですが、新しい知識をぶちこむことにストレスがありました。
わがままとかそういうことではなく、本当に「無気力」の状態が続くので、「何かに興味を持つ」ことがなかったんです。
「これいいよね!」「この曲いいよね!」っていうものに何の煌めきも、関心も持てなかったのがきつかったです。
私は、バイトをやめる際に、謎の教材本を目の前で広げられ、それを力説されたことがあります。
あとから知ったことですが、とても学生には入会できない高額なお金のかかるセミナーのようなものでした。
その方から勧められたお店に行ったり、施術もしたりしました。
施術のためにはかなり短いスパンでお金を落とさなければいけないということに、のちのち気づきました。
「無気力」が怖いのは、「これはだめだ」「これはおっけい」という分別が付きづらいところです。
何にも関心がない分、そこに浸けこもうとする人が一定数現れます。
相手は善意でそれを勧めてくれたのかもしれませんが、何も響かない私は、ひたすらうんうんと頷いて言われた通りにしてきました。
最終的には、話を打ち明けた同居人や妹に「それはやめたほうがいい」と止められ、それっきり謎の勧誘には「NO」というようになりました。
新しいバイトをしてみる
うつ病なんで「休んでください」と言われたものの、何かやらねばの気持ちに駆られていた私は、いろいろとバイトを探しました。
今まで経験してきた仕事がすべて接客業だったので、その内容は避けたいと思い、
・清掃業
・仕分け
・マンション清掃
あたりを候補に調べていました。
実際に履歴書を送りましたが、すべて落とされています。(ちなみに病気のことはオープンにしてた)
その後、「クラウドワークス」の存在を知り、家でできる仕事が魅力だと感じ、始めました。
クライアントさんとのやり取り、ライティング…などなど経験は皆無でしたが、文章を書くスキルは身に着いたと思います。
それに、自分が書いたもの(作り上げたもの)に対価が支払われることがめちゃめちゃ嬉しかったです。
バイトとそこまで変わりはないかもしれませんが、「〇〇さんの文がとてもわかりやすくて、また仕事頼みたいです」と「自分の仕事ぶり」を評価してもらえることが泣きたくなるくらい幸せでした。
バイト時代に言われてきた、「〇〇さん、いつもシフトはいってくれて助かるよ」「〇〇さん、シフト変わってくれてありがとう!」という言葉よりも、ずっとずっと、自分に寄り添っている言葉だと思ったからです。

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まとめ
今回は、私がうつ病のときにやろうとしたことをご紹介しました。
まとめてみると、
・読書→活字が読めなくてきつい。集中力が続かない。慣れてくれば簡単なものを読んで達成感が得られる。
・漫画を読む→上に同じ。こちらのほうが、「楽しい」と感じるまでの時間が短い。
・ゲームをする→ものによってはあり。ルーティーンが決まってるものだとそこまで考えずにやれて楽しい。
・散歩をする→程よく疲れ、達成感が得られる。自分にストレスがかからないようルートを選んでみよう。
・ITパスポートの勉強をする→新しい知識をぶちこむのはけっこうストレス。「楽しい」「興味がある」という気持ちがあれば突き進むのもいいと思う。
・HTMLの勉強をする→上に同じ。
・新しいバイトをしてみる(候補に挙がっていたのは清掃員や近所のクリーニング屋など)→ものによってはあり。クラウドワークスなど。
自分の中でよい効果を得られたものに関しては、赤文字で記してみました。
もちろん人によって差異はあるので、「楽しいか」ということを基準に何かを始めるのが一番いいのではないかな?と思います。

最近35度を超える日が続きますね。
熱中症対策を忘れずに、気が向いたときにでもちょっとだけ外を歩いてみませんか?
それでは、また!